スペインアーモンド リユニオン①
2020年12月・都内某所。
・マルコナ種アーモンド
・ラルゲタ種アーモンド
・モヤール種アーモンド
・バレンシア種アーモンド
今以上に”密”がはばかられた当時、この4種類のスペイン産アーモンドが感動の再会を果たし、積もる話に花を咲かせました。
今回は各スペイン産アーモンドに対する想いを書き連ねようと思います。
マルコナ種アーモンド
マルコナとの出会いは、東京・中目黒のナッツ専門店「Groovy Nuts」だったかな?
最初に食べたときに受けた衝撃たるや。
「こんなに美味しいアーモンドがあるなんて!!!」と非常に感動したことを今でも鮮明に覚えています。
とにかく濃厚で、気品あふれる味わい。
世間では「アーモンドの女王」と称されているマルコナ種アーモンド。
わたしもマルコナからは「女」を感じていて、”サユリ”と呼んでいます。
しかし、そんなサユリをわたしはうまく扱えていません。
濃厚な味わいゆえ、食べ過ぎると飽きるのです。
「あー、しんどw」と思いながら食べている時も少なくありません。
そして、「おいしい!サユリちゃん本当においしい~♪♪♪」と思わせておいて、めちゃめちゃ苦いマルコナでボディブローをかましてくることが多々あるのです。
でも、サユリ空白期間を設けたとしても、突然サユリが恋しくなって頭がサユリだらけに。
サユリって魔性だよぉ~~~(泣)
完全に弄ばれてます。
と言いつつ、わたしにとってサユリは、奥深いスペインアーモンドの世界へ誘ってくれた特別な存在であることは間違いありません。
例えるならば、「思春期にお世話になったアイドル」ですね!
ラルゲタ種アーモンド
愛称はゲタさん。
ゲタさんとの出会いは、2019年3月、十条の某バクテー屋。
メニューに殻付きアーモンドがあり、バクテーそっちのけでアーモンドに興奮しているわたしに、女将さんが「スペインのよく分かんないアーモンドもあるけど、食べてみる~?」と出してくれたのがきっかけです。
そして同年11月に勝どきのマルシェで、念願のラルゲタ投資を果たしたのでした。
仕事の休憩中にマルシェでアーモンド1箱3キロをかさらっていった行動が伝説になっているとか、いないとか。
それはさておき、わたしが思う、ゲタさんの最大の魅力。
さく、ほろ食感
潔く公表します。
わたしは、ゲタさんに心を奪われました。
ゲタさんは、心泥棒。
「ほろ」食感に殺られた。
「ほろ」からゲタさんの器の大きさや温かさを感じるのです。
夢中になりすぎてこんな妄想が膨らみます。
(※ここから、しがないナッツオタクによる妄想記になるため、関心ない方はページ閉じてくださいね!)
裕福な家庭に生まれたゲタさん。
父親は法曹界きっての権威ある弁護士で、両親も息子は当然同じような道を歩むものだと思っていました。
しかし、ゲタさんが本当にやりたかったことは、江戸前寿司職人。
東大法学部に合格したその日、ゲタさんは大学合格を喜ぶ両親に「もうこれで満足だよね?江戸前寿司の職人になるから。」と言い放ちました。
もちろん、親は大激怒!
「もう、お前の顔は見たくない!」と勘当されてしまったのです。
それでも自分の夢を追求するために、江戸前寿司界では「鬼」と呼ばれている職人のもとへ弟子入りしたゲタさん。
今まで何不自由ない生活を送ってきたゲタさんには、厳しい修行の日々でした。
しかし、型にはまった生き方を強いられてきたゲタさんにとっては、すべてが新鮮で毎日が楽しくて仕方なかったのです。
そして、何よりも寿司づくりが好き。
普段は厳しく接している親方もはっきりと言葉にはしないものの、「寿司職人ゲタ」の将来を楽しみに感じています。
ゲタさんは近所でも有名なイケメンなんですよねー。
ゲタさん見たさでやってくる客も多くて、「ゲタが笑うたびに、お金が飛ぶ」なんて言われたりしちゃって。
女性からチヤホヤされ、かつ何でも卒なくこなしてしまうゲタさんに先輩職人たちは最初は意地悪いこともするのだけど、ゲタさんの内面的魅力に惹きつけられて今では誰からにも愛される存在に。
既に独り立ちできるぐらいの腕前なのだけれども、1番下っ端がやるトイレ掃除を今でも率先して行う、ゲタさん。
とにかく、できたヤツなんですわー。
そんなこんなで、わたしのなかでゲタさんは少女漫画に出てくるような完全無欠のイケメンキャラになっています。
「アーモンドでそこまで妄想するとか意味わからんw」と思ったそこの、あなた。
ゲタさんを1週間ぐらい食べてみてほしいです。
きっと、共感しますよ!
今回はここでおしまいです。
残る2品種については、次回の投稿で書きます!