ナッツに飽きた。
くるみっくる 『胡桃御茶 くるみまるごとハーブティー』
中国では古来より漢方薬として
胡桃青皮
フータオチンピー
と呼ばれ殺菌作用が強いことから整腸や鎮腹痛毒消しなどに用いられていたようです
参考:くるみのお茶 くるみっティー : くるみ農家がはじめた殻つきクルミと胡桃雑貨のネットショップくるみっくるのブログ「くるくるくるみ生活」
ほのかな酸味。
「酸!」という感じではなく、「すぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん(デクレッシェンド風味)」という感じなので、ドギつい酸味が苦手な方でも大丈夫かと思います。
お馴染みのクルミの味は全くしません。
むしろ、ほうじ茶みたいなビジュアルでクルミそのものの味がしたら、気持ち悪いですよね。
くるみっくるさん曰く、クルミの青実は外皮が非常に苦いのに対し、内側のナッツになる部分は非常に酸っぱく食用には向いていないそう。
それをじっくり天日に干すことで苦味と酸味がほどよく抜けた味を実現させているらしいです。
なかなかに手間暇かかっていますね。
ちなみに、青実の出がらしももちろん食べましたよ。
出がらしを食べた感想。
AFRICAN TABLE 『ドライカシューアップル』
カシューナッツの原産地では食用されているけれども傷みやすいとの理由から輸出には不向き。
日本ではまだまだ馴染みのない果実です。
でも、「ドライ」にしてしまえばこの問題点は解消されそうですね。
またブラジル食材店に行くと(ブラジルはカシューナッツの故郷)、カシューアップルジュースや冷凍のカシューナッツアップルピューレが売っていたりします。
しかし、ジュースは添加物が色々入っているのが気になるし、なによりエグ味がきつくて美味しくありません。
ピューレは美味しいけれどもパンやヨーグルト食べる習慣がないナッツ子にとっては消費に苦労しそう。
わたしの食生活と馬が合わない点がネックでした。
その反面、このドライカシューアップルは原料がシンプルかつ、小腹空いたらサクッと食べることができるので、自分には合っていると感じました◎
パッケージに印字された、「林檎のような香りと噛みしめるたびに広がる甘味が癖になる!」という文字列にココロ踊らせて食べてみた人生初ドライカシューアップル!
インドにはフェニ酒というカシューナッツを原料とした蒸留酒があり、専ら「クサイ」というウワサです。
フェニを飲んだことはないけれども、きっとこんなニオイなんだろうなぁ、と思いを巡らせました。
「よく噛んで食べることは大事」と言うので、鼻が詰まっている時に噛み締めるように食べるなど工夫が必要そうです。
ちなみに、この商品はブルキナファソ産。
ブルキナファソのカシューナッツはホクホクとしているかつ優しい甘味があって、個人的にオススメです!
紀州清流担々麺 『ピスタチオ坦々麺』
変化球度:★★★★★
いやぁ、いいですね。
こういうチャレンジ精神溢れる“変化球”、大好きです。
数あるナッツの中で、ピスタチオを採用した点もセンスの良さを感じます。
スープはピスタチオグリーン、トッピンングのピスタチオが肉味噌の上に鎮座しています。
肉味噌を従えるピスタチオ。
たまらない。
「こってり」か「あっさり」かを選択でき、「こってり」をチョイス。
さて、肝心の味やいかに?!
- スープはナッツやピーナッツを彷彿とさせるような「もったり」感は確かにあるけど、ピスタチオそのものは感じられないかな……
- チンゲン菜美味しい。
- どうせなら麺にもピスタチオ練り込んで欲しかったー!そんなことしたら、多分採算合わなくなると思いますが。
- 家臣の肉味噌の自己主張強すぎる。後半、スープは肉味噌の味しかしない。
- 特製痺辛粉ってやつを坦々麺に入れてみたところ、想像以上に辛い。肉味噌敗北。
- トッピングのピスタチオ、ピスタチオの味がしない。ふやけてしまって、ピスタチオ独特のコリコリした食感も跡形なし。最初の威光はどこ行った?
使用しているピスタチオはアメリカ産。
イラン産のピスタチオだったらもう少し「ピスタチオ」を感じられるのかな?
坦々麺のような濃厚系料理なら、イラン産の方が親和性ありそうだけど予算的に厳しいかも…
ま、色々思うところはあるけど“変化球”感を求めていた心は大満足なのでOKします。
過去は、
も存在していた模様です。
松の実坦々麺は絶対に美味しいだろうし、クルミ坦々麺はちょっと意味分からないので食べてみたかったですな〜。
以上、“変化球”ナッツ紀でした。
ナッツ子を飽きさせないように、あの手この手で接近してくるナッツがやっぱり好き!