ナッツ人体実験記

「人間はナッツ好きになりすぎるとどうなるか?」という人体実験を追った、新感覚ドキュメンタリーブログです。

Best of Nuts Award 2020

2021年も早いもので、残り2ヶ月となりました。
ということは、毎年恒例のナッツ子主催のBest of Nuts Awardも近づいているということ。
 
今回の記事では、感動の嵐を呼んだ2020年のBest of Nuts Awardを振り返ってみることにします。
 

3位 小林商事「オレゴンヘーゼルナッツ」

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2020年9月に軽井沢のワインショップにて購入。

アメリカ産ヘーゼルナッツは食べたことがなかったので投資してみました。

 

アメリカ産は亜流」という固定観念が何故かあって、正直ナメてかかっていましたが。

 

いや、お見逸れしました。

 

おそらくライトローストなのですが、力強い香ばしさ。

渋皮がほろほろしていて、その儚さがこれがまたたまらんのです

 

いままでのご無礼大変失礼いたしました。

 

いまでは、巷でオレゴン産ヘーゼルナッツを見かけるとついつい口元が緩んでしまいます。

 

2位 橋爪農園「殻付きピーカンナッツ

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和歌山県の橋爪農園さんのピーカンナッツ

2020年11月に農園見学してきました。

収穫シーズンに訪問できたこともあり、感動もひとしおです。

 

「植物」としてのピーカンナッツの姿を見ることができただけでも嬉しいのに、収穫されたばかりのピーカンを食べることができたわたしは間違いなく世界でいちばん幸せな人間です。

ドヤ。

 

橋爪農園さんのピーカンナッツは一般的に売られているものに比べて、3倍ぐらいの大きさがあり、思わず「閣下ァ!」とひれ伏せたくなります。

 

日本でもこんな立派なナッツが育つのですよ。

ワクワクしませんか?

この農園はピーカンナッツではなく、夢とロマンを育てています

 

将来、自分のナッツ畑を持ちたいという夢がまた膨らんだ、そんなひとときでした。

収穫期のお忙しいなか、本当にありがとうございました。

 

1位 Happy Spaceship「ベナンカシューナッツ

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2020年3月に大阪で出会ったナッツです。

最後まで橋爪さんのペカンと拮抗してましたが、このカシューナッツを2020年No.1ナッツに選ばせていただきました。

 

このカシューナッツは、とにかく、エモい。

 

人間に「エモ味」という味覚があることをこのナッツを通して初めて知りました。

「エモい味がする」といっても、「意味わかんねーよw」と言われてしまうのですが、エモい味としか言いようがないのです。

 

カシューナッツのクオリティーカンボジア産がNo.1だと思っています。

単刀直入に言ってベナン産は見た目も味もカンボジア産より劣っています。

萌運輸さんのカンボジアカシューなんて、ぎっくり腰患者が続出しそうだな、と思うぐらい度肝を抜かれます。

moecashew.com


カンボジアカシューをガストロノミーレストランだとすると、このベナンカシューは80代の老夫婦が街中のひっそりとした裏路地で営む古びた定食屋です。

このガストロノミーレストランと定食屋、値段はさほど大差ありません。

 

この2つのうち、どちらかを選びなはれとなった場合、ガストロノミーレストランを選ぶ人のほうが多いかもしれません。

味もガストロノミーのほうが美味しいし。

それでもなぜナッツ子は定食屋ベナンに足を運び続けるのか?

 

それは、心に沁みる味だからだっ……!

 

ベナンカシュー控えめな優しい甘さ、そしてホクホクした食感に心の落ち着きを感じるというか。

うまく表現できないのがもどかしいです。

 

No.1に選んだもう1つの大きな理由は、「店主さんの人柄が好き」というナッツとは全く関係ないもの笑

 

店主さんは、「ナッツの品質に情熱かけてます!商品開発に邁進しています!」みたいなギラギラ感は全くありません。

「もしもし?」と、ときどき確認したくなるぐらい、とってもゆるゆる(と見せかけて、本当は内なる情熱で燃え盛っているタイプかもしれないですが)。

 

ナッツ屋で、ナッツ以外の世間話で2時間も長居したのは初めてでした。

この店主さんの書くブログも、のほほんとしていて好きです。

online.happy-ss.com


店主さんに、「貴店のカシューナッツがNo.1に選ばれました、おめでとうございます」という、スパムメールの変化球版とも捉えられかねないメールを突然送ったのですが、「美味しいナッツに選んでいただきありがとうございます。」と律義に返信してくださいました。

 

ありがたや(笑)

 

ハッピースペースシップさんのカンボジアカシューにも投資しましたが、これまた素晴らしいのなんのって。

拍手喝采を送りたいですが、2本の腕では足りません。

2本腕拍手以上の威力を出したいという理由で、千手観音に憧れる日が来るとは!

 

このカンボジアカシューについては、また改めて書こう思います。

 

とにもかくにも、「ナッツの価値は表面的なクオリティーだけでは決まらない」という新しい気づきをくれた、ベナンカシューナッツよ、ありがとう!

そろそろ、ベナンの国の位置を覚えます、多分!

 

まとめ

ナッツに順位をつけたものの、どのナッツとの出会いも大切な思い出でございます。

 

2020年始めに立てたナッツ計画はことごとく崩れ、海外にも行くことができませんでした。

しかし、国内のナッツに目を向けるよい機会となり、例年以上にフィーバーしておりました。

 

言葉通じるのがなによりありがたかったです。

専門的な質問ができるので\(^o^)/ 

人生ポジティブリフレーミングしたもん勝ちだな、と改めて思います。

 

さてさて、2021年はどのナッツがBest of Nuts Awardを受賞するのでしょうか?

みなさん、おたのしみに!