3年に一度の●●がやってきた
アメリカピスタチオ協会からもらった、ピスタチオマン。
なんなんですか、この表情。
ムカつきますよね〜。
気分が凹んでいるときにピスタチオマンと目が合うと、「ヘラヘラしてんじゃねーよ!」と声に出して八つ当たりしています。
マジで。
実際のピスタチオも、わたしにとってはムカつく存在です。
殻を剥くのが面倒だし、かといって既に殻が剥いてあるものはなんとく味が落ちている気がするし、食べすぎると胃がしんどくなるし。
そういうわけで、基本的に手を出さないナッツです。
3年に一度、「一生、ピスタチオだけ食べて生活したい」と思うぐらいピスタチオにのめり込む時期があります。
2021年初夏。
まさに、その「ピスタチオブーム」が突然やってきました。
この、「ナッツ子、ピスタチオにハマってるってよ」な時期にわたしに食べてもらえたピスタチオをご紹介します。
龍屋物産 『岩塩ピスタチオ』
投資場所:龍屋物産直売所
産地:イラン
今回のピスタチオブームの火付け役です。
全く期待せずに投資してみたのですが、これがまあアメイジングなこと!
まず、殻の開き具合がたまらないです。
ほどよく開放感のある角度。
コロナ禍でなかなか自由に動けない状況だからこそ、魅力的に感じるのでしょうか?
「人間はピスタチオの殻の開く角度にも萌えることができる」という、世紀の大発見です。
感想:
- イラン産らしい安定の濃厚さ。
- カリフラワーのような、コリコリ食感。食べていて楽しい。
パッケージから判断する限り、使用している塩にこだわりがあるようだけど、正直塩はどうでもいいです。
そのぐらい、ピスタチオそのものがおいしいと感じた商品です。
2021年上半期のNo.1ナッツ!
小林商事 『Roast Pistachio -with salted-』
投資場所:成城石井
産地:ギリシャ
かねてから推してきたギリシャ産ピスタチオ。
この子を成城石井で見つけたときは、「ついに時代がわたしに追いついてきた!」と心の中で叫んじゃいましたよ。
ギリシャ産は、ほんのりと赤みがあるのが特徴です。
艶かしいですね〜。
そして、殻が堅いです。
殻を剥きすぎると爪から出血を伴うことがあるので注意!
感想:
- あっさりさっぱり。しつこくない。
- それでいて、余韻のある高貴な風味。
見た目の妖艶さと、軽やかかつ存在感のある味。
ギリシャ産ピスタチオのように歳を重ねたい、と思うアラサー女の今日この頃です。
スナハラ 『燻製ピスタチオ』
投資場所:成城石井
産地:アメリカ
アメリカ産ピスタチオらしい、いかにもおいしくなさそうな見た目!
しかし、燻製ではお墨付きのスナハラさん。
期待を込めて投資しました。
感想:
- ピスタチオの味がしない。ピスタチオ行方不明。
- けど、燻製の風味がとてもいい!!!さすがスナハラ!!!
「ピスタチオではなく、燻製という“技術”を食べている」という、新感覚ピスタチオ。
これはこれで面白いですね。
それに、燻す対象をアメリカ産にした、というのもベストチョイスだと思います。
味気ないアメリカ産だからこそ成せるおいしさである気がします。
イラン産やギリシャ産だと、燻製の風味とピスタチオの風味がケンカしちゃいそうです。
最後にピスタチオの殻についての余談。
たまに、「ピスタチオの殻って、食べないのが正解ですよね?」と聞かれますが、おそらく食べないのが正解です。
わたしもナッツビギナー時代に、ピスタチオの殻を間違って食べてしまったことがあります。
死にはしなかったけど、堅くて食べれたものではありませんでした。
メーカーは、「殻を食べるか食べないかは、お客様次第ではありますが、食べない方がいいとは思いますよw」的なことをパッケージに書くべきなのではないでしょうか。
また、「殻を剥きすぎることにより、爪から出血する場合がございます。」というのも記載してほしいです。
角に足の小指をぶつけたときほどではないですが、地味に痛いんですよ、ピスタチオ負傷って。
これをもしナッツメーカーの方が読んでくださっていたら、ご検討していただけると幸いに存じます。